バイリンガル&トリリンガル教育あれこれ 〜語学苦手ママの体験記〜

英語苦手ママが、バイリンガル&トリリンガル子育て体験をシェアします!

「セミリンガル」が、怖かった。

バイリンガル教育をする中で、日本にいた時も、カナダ移住を決める時も、一番怖かったのが、息子が「セミリンガル」になること。

当時は、セミリンガルなんていう言葉を知らなかったけれど、よく、日本人以外の方から、両方の言語が中途半端になる怖さを聞かされていました。
「英語も日本語も70%になるのなら、日本語100%で英語が30%の方が、ずっと本人のため。アメリカにいた時、そんな日本人が沢山いて、みんな就職に困ってたよ。」と。

モノリンガルな私は、母国語が不完全になるという感覚が、未だによく分からないのですが、改めて、母国語の大切さを考える様になりました。
 
そんな時、英会話教室で出会った先生は、母国語がスペイン語のバイリンガル。
彼女は、お父様の仕事の関係で、小さい頃から英語圏で暮らしていたけれど、お母様は彼女に対し、スペイン語しか使わなかったそうです。うっかり英語で話しかけてしまうと、通じないフリをされるんですって!
一方で、彼女の従姉妹は、似た様な状況の中、家庭で英語とスペイン語を混ぜて使っていたそうです。その結果、その従姉妹さんは、スペイン語も英語も中途半端になってしまったのだとか。
 
そんな訳で、私は学者じゃないけど、「母国語が大切だ」ということは、直感で納得できたので、「自宅では日本語。息子には、絶対に日本語。」をカナダに住んでいる今も貫いています。
 
もちろん、日本人以外のお客様がいらした時は、例外ですよ。
時々、息子の英語が聞き取れなくて、「今、何て言ったの?」と小声で教えてもらっています、、、トホホ。