バイリンガル&トリリンガル教育あれこれ 〜語学苦手ママの体験記〜

英語苦手ママが、バイリンガル&トリリンガル子育て体験をシェアします!

なぜ、バイリンガル教育?

あなたが、子供にバイリンガル教育をしたい動機は、何ですか?

私の場合は、30代半ばに、仕事で英語を使う機会があり、英会話教室に通い始めたけど、時遅し。
あー、もっと若い頃から、生きた英語を勉強していれば、お客様と気軽にコミュニケーションが取れるのに、、、それに、あんな多くの時間を 退屈な試験勉強に費やさずに済んだだろうに、、、息子には同じ事を繰り返して欲しくないなぁ、、、と思ったのが動機です。

その他、大学受験で苦労しないとか、就職に有利だとか、色々あるでしょう。

バイリンガル教育を10年間してみて、今気付いたことは、実は、バイリンガル教育にはもっともっと有益なことがあるということです。

細かい利点を挙げると、切りがないので、今は、大きな二つの点をご紹介します。
 
*日本語と英語を同時に勉強すると、相乗効果が生まれるのです!
日本語の知らない言葉や表現に出会った時、その日本語は知らなくても、先に英語で習っていることもしばしば。
これは、特に抽象的な言葉を学ぶ際に、役立ちます。
「〇〇って、どう言う意味?」と聞かれて、「英語で言ったら、△△って感じかな。」と教えてあげると、すぐに理解してくれます。
勿論、逆もありです。
 
他の学科についても、西洋のアプローチの仕方が、日本のそれと、全然違うことは、ご存知ですか?「割り算」ひとつとっても、教え方が、まるで違うのです。
言語によって、思考回路が異なるそうですが、同じ課題を 異なる思考回路で二度考えることで、どうやら子供の理解力が、深まっているようです。

*英語が話せると、イングリッシュスピーカーだけでなく、その他の言語を母国語にしている友達や知り合いもできて、様々な文化に触れるチャンスがあります。
何の偏見も持たない子供のうちから、マルチカルチャーを体験する素晴らしさは、言葉では表現できません。
そして、その体験は、「オープンマインド」へと繋がります。
オープンマインドという言葉をは、こちらでは、と褒め言葉として頻繁に使われます。
「他人に寛大である」ということですね。
自分と違う人に出会ったとき、「対等な違う人」同士として仲良くなるのではなく、「変な人」と思って排除してしまうのは、悲しいですものね。